やべべのべ(雑用系リーマンの独り言)

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コロナウイルス感染とBCG接種の関係考察(その3)

こんにちは。

前回の投稿から2か月経過してしまいました。
こんな数か月で世の中が変わってしまうとは。
本当にいつ何がおこるかわからないです。

 

さて、久々にブログを見ていたら、
BCGの記事を書いていたことを思い出しました。

tamhatam.hatenablog.com

3月にBCG効く疑惑が発生してから、日本では問い合わせが殺到したようです。
現在は、

COVID-19のためにBCGの新たな接種は推奨しない。

という通知がなされ、現在は4か国
(オランダ、オーストラリア、イギリス、ドイツ)で
臨床試験が行われる(実施中?)とのことで、結果が待たれるとこです。

気になりますねぇ。

 

それで、ちょっと気になって現在の状況を見てみました。
以前と同じ、感染者数、死亡者数、100万人当たりの死亡者数
vs BCG接種状況で見てみます。今回はBCGを義務で接種していた年数を追記しました。

 

国によって年代構成が違いますが、おおまかに見て年数が多いほど多くの人が接種しているということになります。ヨーロッパでも、フランス、イギリスはそこそこ広い年代が接種しています。

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ヨーロッパはひどい状況ですね。イギリス、フランスが50年を超えて接種をしてきたにも関わらず多くの方がなくなっているところをみるとちょっとBCGとの相関は微妙な気もします。BCGの株を違うって言いますし難しいですね。
もう少し詳細に接種年代、人口の年齢構成、年代ごとの死亡者
数を見てみると相関に確度がでてくるかもしれません。

 

驚いたのがベルギーです。
連日の報道ではイタリア、スペインの感染者数鈍化や
アメリカの感染者/死亡者数の推移、ロシアの感染者が急増していることについてが多く、正直ベルギーってあまり聞かなかったのですが、数値を見る限り、最悪と言われていたイタリア、スペインを完全に超えてます。致死率もトップです。

報道ってどうも偏りがちですよね。。しっかりとしたデータで見ることって改めて大事な気がしました。

 

ベルギーにいたっては100万人当たりの死亡者は800人に迫る勢いであり、
日本の季節性インフルエンザ死亡率(100万対)が
1~26程度であることを考えると、ヨーロッパの感染ひっ迫状況のヤバさが伺えます。

 

ベルギーですが、BCG接種の状況ですが、BCGそのものが始まった年は、
記述がなく、1989年以降段階的に縮小していった記述のみでした。
1989年から「これまで義務の医者、看護師の接種を中止」
となっていたので、一般の人はほぼ全世代接種していないということかもしれません。

 

その他、ドイツはBCGに関係なく、封じ込めがうまくいっていると思います。

結局のところ、真相は臨床試験の結果がでないとさっぱり
わからないところではありますが、まとめますと

 

・ヨーロッパの状況は、日本の季節性インフルの数十倍以上の致死率。
・マスコミが騒いでいるアメリカ、イギリス、イタリア、スペインより
 ベルギーがヤバい。
・BCG接種とコロナ耐性は相関はフランス、イギリスの例をみるとちょっと微妙。

・欧米とその他地域との差がかなり大きい。

 

BCGですが、コロナ対応でのBCG接種は不可であり、各国で医療従事者に対して行う
例はありますが、コレは医療崩壊を防ぐ目的で実施しているものです。
日本では、これまで通り1歳未満の予防接種としてしか実施できませんので、
その辺は勘違いがないようにお願いいたします。

 

ま、結局はアジアの好成績はマスクだと思うんだけどね。。。
ヨーロッパ別記事で出そうと思いますが、マスク全然してない様子

 

ソース元は前回と同じく

Coronavirus Update (Live): 525,811 Cases and 23,714 Deaths from COVID-19 Virus Outbreak - Worldometer

BCG Wold Atlas