小3娘の自由研究(化石)をまとめておく[前編]
こんにちは。なぜか、先日いきなりアクセス流入が一日に100人越えしてびっくりの
私です。流入元はスマニューということで、多くの方がみてくれたようでありがとうございました。いったいどこ掲載されたのだろう…。
さてさて、今回は自由研究のはなし。
私、工学系の人間なので、ジオ系(地質)の分野は詳しくないのですが、
どうやら大分こちらの分野が好きだということが判明いたしました。
昨年、小3の娘と実施した、夏の自由研究が思った以上に自分の中でブレイクしていまして、せっかく時間をかけて調べたのだから、娘の作品だけでなく、自分なりにも
まとめておこう!と思いまして、まとめておきます。
「大人的視点で小学校3年生の自由研究をまとめ」
なぜ恐竜はいたのか?と壮大な疑問を投げかけてきた娘。
今の時代では、恐竜は想像のもので、異質ですから、まあ不思議と思うのはわかりますが、世界中の学者が真実をずっと追い求めているそんな難しいテーマを投げかけてきたため、恐竜→化石→化石を探そう!に安易に変換を行い、自由研究をスタートさせました。
予想としては、恐竜の化石が発掘できたなんて聞いたことないし、化石はみつからないというネガティブスタート。
まずは、事前調査として、恐竜がいた時代を調べました。
中生代の地層が露出している露頭があれば、恐竜の化石発掘の可能性が見えてきそうです。日本で最も古い地層はオルドビス紀後期とのことですが、恐竜の時代よりも全然前なんですね。
ja.wikipedia.orgオウム貝とかいたらしいです。
では、我々が住んでいる神奈川県にはどんな地層があるのでしょうか?
ネットで調べてみるとローカルなジオ系のサイトは思った以上に多く、多くの情報が得られました。
とても助かったのが、
神奈川県立生命の星・地球博物館のHP上にある様々なデータベースです。
神奈川県の地層図と年代、さらには各場所の写真なんかも載っていて、自由研究の半分は進んだ感じ。
大体何かしら探すとここに行きつきます。
神奈川県は思った以上にいろいろな種類の地層があり、残念ながら藤沢市は関東ローム層と沖積層がそのほとんどであるものの、鎌倉市に隣接する片瀬方面や江ノ島には葉山層群、三浦層群があることがわかりました。
また、唯一、神奈川県北部の先端に小仏層群があり、白亜紀後期の地層も存在することがわかりました!神奈川県やるじゃん!!
各地層の年代を調べてみます。
沖積層、関東ローム層は、十数万年前(10万年でもすごいと思うけどね)、藤沢市で最も古い地層は葉山層群(1650~1200万年前)ということがわかりました。
すべて新生代であることから残念ながら藤沢市では恐竜化石の発掘は難しいという結論にいたりました。(ただし、どこかで露出したものが運ばれて川や海で見つかったりといったことはあるかもなので、限りなく少ないという表現にとどめておきます。 )
江ノ島の岩屋とか行ったことあるけど、1000万年前の地層だったのね。すごいのね。
後編は実際に観察した様子を記載したいと思います。
最近、チバニアンという地層が話題になっていますね。
調査チームには、最後まであきらめないでがんばってほしいです。
下記の本はめちゃくちゃ参考になりました。